大雨の影響で斜面が市道に崩落した水田=2024年7月9日、佐渡市小倉

 北陸地方付近に梅雨前線が停滞した影響で新潟県内は7月9日、下越や佐渡を中心に広い範囲で雨となった。この雨で佐渡市や粟島浦村では崖などが崩落し、道路が通行止めになった箇所もあった。県内は10日も雷を伴う激しい雨が降る所がある見込みで、雨雲が予想より発達したり停滞したりした場合は、警報級の大雨となる恐れがある。新潟地方気象台は、土砂災害や低い土地の浸水などに警戒を呼びかけている。

 気象台によると、7月9日午後5時までの24時間降水量は村上市高根で74ミリ、村上市三面で66・5ミリ、佐渡市相川で44・5ミリ、新潟市中央区で12・5ミリ。

 朝方を中心に雨が強まった佐渡市では、小倉と栗野江で水田の斜面...

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