閉院する新潟労災病院の機能移転などについて議論された連合委員会=7月9日、県議会
閉院する新潟労災病院の機能移転などについて議論された連合委員会=7月9日、県議会

 新潟県議会は7月9日、6月定例会の連合委員会を開き、花角英世知事と一問一答形式で質疑を行った。2025年度中に閉院する新潟労災病院(上越市)の機能移行先の一つとなる県立中央病院(同)について、花角知事は手術の受け入れ体制を強化するため、早期に手術室を増室する考えを明らかにした。

 地域の医療再編を関係者が議論する2023年12月の上越地域医療構想調整会議では、新潟労災の整形外科の手術機能を県立中央とJA県厚生連上越総合病院(同)に移すことで合意した。新潟労災は22年度に1500件以上の手術を行ったが、このうち約1000件を整形外科が占めている。

 現在、県立中央には手術室が9室あり、22年度実績...

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