
新潟県庁
県立病院の赤字問題に対処するため、県病院局が職員給与の引き上げを来年3月に先送りする方向で検討している問題を巡り、県職員労働組合(県職労)が病院局の提案を正式に受け取らず、実質的な交渉が始まっていないことが27日、分かった。病院局は2025年度内にも結論を得たい意向だが、県職労は離職の増加を懸念して激しく反発しており、交渉が始まる見通しは立っていない。
県人事委員会は10月、県職員の月給を平均で9691円(2・55%)引き上げることなどを花角英世知事らに勧告した。病院局は公営企業のため勧告に従う必要はないが、慣例として受け入れてきた。勧告に基づき今年4月にさかのぼって引き上げた場合、...
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