
若者がなぎなたや太刀を振るい勇壮な姿を披露した昨年の仮山伏演武=妙高市関山の関山神社
新潟県妙高市関山の関山神社「火祭り」で披露される県指定無形民俗文化財「仮山伏演武(かりやまぶしえんぶ)」の担い手が減少し、継承が危ぶまれている。地元の若者が代々演者を務めてきたが、7月13、14日に行われる今年は参加希望者がなく、指導役の6人が異例の代役を務めることになった。関係者は「伝統を受け継ぐため、ぜひ若者の参加をお願いしたい」と呼びかけている。
演武は、なぎなたや太刀などを使って2人一組で22種の演目を披露する。戦国時代に妙高山で修行をしていた山伏が、麓の関山神社を守るために考案した武術が起源とされ、400年以上の歴史がある。
演者は「地元の20、30代で独身の長男」の6人が務め、3...
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