勝利が決まり、歓喜する新潟産大付属高校の野球部員=7月26日、新潟市中央区
勝利が決まり、歓喜する新潟産大付属高校の野球部員=7月26日、新潟市中央区

 [新潟産大付4-2帝京長岡]「柏崎から甲子園に」。その強い思いが選手とスタンドの一体感を生み、新潟産大付属高校(柏崎市)を優勝に導いた。第106回全国高校野球選手権新潟大会の決勝が7月26日、新潟市中央区のハードオフ・エコスタジアムで行われ、3年前に優勝を逃した産大付高が、今春北信越王者の帝京長岡高校(長岡市)を4-2で破った。

 炎天下、スタンドには保護者や控え選手ら約300人が集まった。主将平野翔太選手の父で、保護者会会長の平野大(ひろし)さん(51)は「決勝の舞台まで連れてきてもらえた。あとは楽しもうという気持ちだった」と無欲の心境で試合を見つめた。

 産大付高が二回に先制すると、...

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