セーヌ川沿いのパリ中心部で行われた開会式。エッフェル塔は点滅や色の変化など光の演出が施され、雰囲気を盛り上げた=7月26日夜(日本時間27日未明、新潟日報社写真映像部・新井田悠)
セーヌ川沿いのパリ中心部で行われた開会式。エッフェル塔は点滅や色の変化など光の演出が施され、雰囲気を盛り上げた=7月26日夜(日本時間27日未明、新潟日報社写真映像部・新井田悠)

 パリオリンピック(五輪)が7月26日に開幕しました。8月11日までの開催期間中、パリ五輪を取材する新潟日報社の記者2人が、新潟県ゆかりの選手の熱戦の裏側や、現地の表情を伝えます。

 厳戒態勢の中、平和の祭典が幕を開けた。街の中心部を流れるセーヌ川を舞台にした、パリ五輪の開会式が7月26日(日本時間27日未明)に開かれた。無観客開催だった東京五輪から3年。降りしきる雨にもやまぬ歓声、飛び交う笑顔が、祭典の始まりを印象づけた。

 開幕前、規制で近づくことが容易ではなかったセーヌ川へ歩いて向かった。開会式直前に、高速列車TGVの路線で放火などの破壊行為が発生したこともあってか、緊張感が漂う。

 付近の地下鉄は...

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