焼山噴火の犠牲者の発見場所近くで手を合わせる慰霊登山の参加者=7月27日、糸魚川市
焼山噴火の犠牲者の発見場所近くで手を合わせる慰霊登山の参加者=7月27日、糸魚川市

 新潟県の糸魚川市と妙高市にまたがる焼山(2400メートル)で、登山者3人が犠牲となった水蒸気噴火から7月28日で50年になるのを前に、糸魚川市の市民有志4人が27日、慰霊登山をした。

 焼山は1974年7月28日午前2時50分ごろ、水蒸気噴火を起こし、山頂付近でキャンプをしていた千葉大の学生3人が噴石に直撃し、亡くなった。

 慰霊登山は地元の登山愛好家で糸魚川市梶屋敷の自営業、五十嵐昌樹さん(51)が過去の火山災害を風化させたくないとの思いで友人と企画した。

 4人は27日午前4時半、笹倉温泉(糸魚川市大平)付近を出発。5時間半ほどかけて学生が亡くなったキャンプ地に到着し、発見場所の近くにある大岩...

残り100文字(全文:400文字)