
逮捕された直後の容疑者のもとに駆け付け、無料相談に応じる「当番弁護士制度」に登録する弁護士の割合が昨年は32・3%に落ち込み、統計開始以降、最低となったことが24日、日弁連への取材で分かった。弁護士が増えているのに登録者は近年減り続け、大都市の弁護士会ではここ数年で数百人規模が外れる事態も発生。将来を危ぶむ声が上がっている。
減少の理由として負担の重さや報酬の低さが挙げられる。ただ日弁連の担当者は「弁護士会ごとに事情が違い、特定は難しい」としている。
当番制度は1990年に大分などの弁護士会で始まり、92年から全国で行われるようになった。...
残り1073文字(全文:1346文字)











