
海岸沿いに立ち並ぶ旅館=村上市瀬波温泉
新潟県村上市の瀬波温泉が開湯120周年を迎えた。地元の旅館や商店などがモニュメントの設置やメモリアル商品、特典サービスなどで節目の年を盛り上げている。書き入れ時の海水浴シーズンを迎え、関係者は「多くの人に瀬波の町を歩いてほしい」と期待している。
瀬波温泉は1904(明治37)年、石油の掘削中にお湯が噴出したことが始まり。伝説では龍神がキツネに姿を変え、温泉をもたらしたともいわれる。120年に向け、2023年11月に旅館や地元商店などが記念事業実行委員会を設立し、盛り上げ策に取り組んできた。
宿泊客から温泉街を巡ってもらおうと、撮影スポットとなるモニュメントを5カ所に設けた。メインは観光案内所...
残り415文字(全文:715文字)