新潟市中央区の「新潟・市民映画館シネ・ウインド」は開館40年を迎え、22日から12月12日まで周年祭を展開する。映画監督らによるトークイベントや、市民団体による企画上映など多彩な催しが行われる。

 シネ・ウインドは市民が運営する映画館として1985年に開館。現在の映画館では上映機会の少ない35ミリフィルムの旧作など、年間約150本を上映している。

 周年祭では、映画上映とともに、制作に携わった関係者がトークを展開する。新発田市出身の作曲家茂野雅道さんが、音楽を担当したロードムービー「ジャパニーズスタイル」の上映に合わせて登壇。LGBTQ(性的少数者)を主なテーマに描いた映画「老ナルキソス」短編版など、東海林毅監督による短編映画5作の一挙上映や舞台あいさつもある。

 11月23日には万代シルバーホテル(新潟市中央区)で記念パーティーを開催。12月6日には市民団体「にいがた映画塾」が全国の自主映画を集めたイベントを開く。

 火曜休館。上映スケジュールやイベントの詳細はシネ・ウインドのホームページから。問い合わせは、025(243)5530。