
佐渡ゆかりの著名人が、宇宙とのつながりや島の固有生物について語ったサイエンス講演会=佐渡市中原
新潟県の佐渡をサイエンスの視点で見つめるイベント「佐渡島SDGs天・地・人サイエンスプロジェクト2024」が7月26~28日、佐渡市中原のアミューズメント佐渡などで行われた。著名な科学者が、島の固有生物や宇宙との関わりについて講演した。
プロジェクトは2024年で3回目で、実行委主催。子どもに科学の楽しさを実感してもらおうと、佐渡ゆかりの科学者たちの呼びかけで始まった。
7月26日は佐渡市出身の父親を持つ国立天文台教授の本間希樹(まれき)さんら3人が講演。高校生や地元住民など約150人が耳を傾けた。本間さんは、世界初のブラックホール撮影に成功した国際チームの中核メンバー。「佐渡島の金山「相川鶴子金銀山」と「西三川砂金山」の二つの鉱山遺跡で構成。17世紀には世界最大級の金の産出量を誇った。金の採取から精錬までを手工業で行っていた時代の遺構が残っているのは、世界的に例が少ないとされる。の金は...
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