
佐渡市小木町の町並み=5月
新潟県佐渡市小木町が8月15日、国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)として正式に選定された。文化審議会が5月、新たな重伝建に選定するよう文科相に答申していた。県内では佐渡市宿根木地区に続き2例目。
範囲は本町通り周辺の約13・3ヘクタール。小木町は佐渡金銀山で産出した金銀の積出港として整備され、江戸時代に形作られた町並みが残る。港町独特の歴史的風致をよく伝えている点が評価された。
選定を目指し活動してきた「おぎ町並み保存推進委員会」の岡崎拓夫会長(70)は「確定するまで不安だったのでほっとした。正式決定したことで、住民も活用について、より自分ごととして考えてくれると思う」と喜びを語った。...
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