新潟県南魚沼市清水瀬の中ノ岳（２０８５メートル）で８月１７日に下山中の男性が滑落した事故で、１９日午前９時前、県警ヘリが８合目付近から２００メートルほど下で頭から血を流して倒れている男性を発見し、その場で死亡を確認した。男性は、東京都中野区の無職男性（７５）と判明した。死因は外傷性緊張性気胸と多発肋骨骨折だった。

　南魚沼署によると、男性は同行者と８月１６日から中ノ岳に入り、小屋に宿泊。１７日朝から下山し、登山道を歩いていたところで転落したとみられる。