8月28日にパリで開幕するパラリンピックに新潟県上越市出身の石浦智美選手=伊藤忠丸紅鉄鋼=が出場する。東京大会に続き2回目で、水泳の3〜4種目に出場する予定。36歳のベテランが初のメダル獲得を目指す。パリ大会に出場する新潟県関連の選手は石浦選手だけとなる。
■競技 水泳(動画で競技紹介)
■種目と日程(時間は日本時間、いずれも予定。出場種目も変更となる場合がある)
▽女子50メートル自由形(S11)
■予選 8月31日午後6時53分〜
■決勝 9月1日午前3時34分〜
▽女子100メートル背泳ぎ(S11)
■予選 9月1日午後5時48分〜
■決勝 9月2日午前1時42分〜
▽女子100メートル自由形(S11)
■予選 9月7日午後5時56分〜
■決勝 9月8日午前2時30分〜
▽混合4×100メートルフリーリレー(49ポイント)
■予選 9月4日午後6時30分〜
■決勝 9月5日午前2時55分〜
パラリンピックの水泳では視覚障がい、機能障がい、知的障がいなどの選手が活躍している。障がいの種類や程度が異なるため、競技能力に応じてクラス分けして競い合う。石浦選手は先天性の緑内障などで、視力は0・01ほど。S11のクラスとなる。
クラス分けのアルファベットは泳法を示す。Sは自由形、背泳ぎ、バタフライ。他に平泳ぎのSBと個人メドレーのSMがある。
数字は障がいと程度を示す。1〜10は「肢体不自由」を示し、数字が少ないほど重度となる。11〜13は「視覚障がい」で、数字が少ないほど重度。石浦選手は視覚障がいで最も重いクラスとなる。14が「知的障がい」で、15は「聴覚障がい」、21は「その他」。
石浦選手は、2024年3月の代表選考会で50メートル、100メートルの自由形と100メートル背泳ぎで派遣基準記録を突破、2大会連続となる代表の座をつかんだ。自由形の2種目は日本記録を塗り替えた。5月のジャパンパラ大会の50メートル自由形ではさらに記録を縮め、メダルを狙うために「絶対条件」という29秒台をマーク。表彰台に狙いを定める。
東京大会では、...