戊辰戦争下の新発田藩を題材に描く映画「十一人の賊軍」(東映、白石和彌監督)が11月1日に全国公開される。地元の新潟県新発田市出身の俳優木竜麻生(まい)さん(30)や演技初挑戦の元幕内豊山の小柳亮太さん(30)=新潟市北区出身=らの出演が発表されている。新発田市や南魚沼市でも撮影が行われるなど地方色豊かな作品にもなっている。
「十一人の賊軍」は、新政府軍(官軍)と旧幕府軍との間で揺れる新発田藩で、とりでを守る戦いの最前線に罪人たちが投入される、史実にはないオリジナルストーリーが描かれる。
「仁義なき戦い」などで知られる脚本家笠原和夫さん(故人)が着想し、映画化されなかった題材を、白石監督が発掘して映画化した。迫力ある集団抗争劇の作品を生み出してきた東映が製作する。主演は山田孝之さんと仲野太賀さんが務め、阿部サダヲさん、玉木宏さん、尾上右近さんら...
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