
文化庁は2日、2025年度芸術選奨の文部科学大臣賞を大ヒットした映画「国宝」の監督李相日さん(52)=新潟市出身=ら23人に贈ると発表した。新潟県関係ではほかに、大臣賞をアニメ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」の監督鶴巻和哉さん(60)=五泉市出身=、新人賞を浪曲師の玉川太福さん(46)=新潟市東区出身=が受賞した。
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◆李相日さん・着実にキャリアを積み重ね
映画部門で文部科学大臣賞に選ばれた李さんは昨年、歌舞伎界の人間模様や愛憎劇を描いた映画「国宝」が大ヒットした。先月には興行収入が200億円を突破。社会現象になっただけでなく、作家吉田修一氏の原作を見事に映像化したとして、芸術的にも高く評価された。
文化庁は、李さんを選んだ理由の中で、「フラガール」「悪人」といったこれまでの監督作品の実績にも触れ、「着実にキャリアを積み重ねてきた手腕は、大臣賞にふさわしい成果」とたたえた。
◆鶴巻和哉さん・新風を吹き込んだ
メディア芸術部門の大臣賞に選ばれたアニメーション監督、鶴巻和哉さんは、昨年手がけたテレビアニメ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ガンダム・ジークアクス)」が大きな反響を呼んだ。
ジークアクスは、シリーズ原点の「機動戦士ガンダム」で起きた「一年戦争」のストーリーを大胆に変更し、その戦後を舞台に描いた。文化庁は鶴巻さんについて、「『架空戦記』という切り口を持ち込み新風を吹き込んだ」と評価した。鶴巻さんは、これまで「エヴァンゲリオン」シリーズも手がけている。
◆新人賞の玉川太福さん「身が引き締まる思い」と喜び語る
大衆芸能部門では、浪曲師の玉川太福さんが新人賞を受賞した。太福さんは昨年1月、寄席の「新宿末廣亭」で浪曲師として約60年ぶりのトリを務めたことなどが話題を集めた。
玉川一門のお家芸「天保水滸伝」といった古典のほか、自身が生涯の仕事として取り組んでいる映画「男はつらいよ」...











