
新潟県内各地で9月15日に降った大雨の影響で、胎内市の県道の一部で土砂崩れが起き、飯豊連峰の登山客らが一時孤立していたことが17日、分かった。一部は宿泊施設「奥胎内ヒュッテ」(下荒沢)などにとどまり、17日午前までに計20人が県の防災ヘリコプターで救助された。けが人はいなかった。市と県は一連の経緯について発表していなかった。
県と胎内市によると、土砂崩れ現場は県道胎内二王子公園羽黒線で、奥胎内ヒュッテから直線距離で約4キロ下流の地点。16日朝、道路を点検していた県の委託業者が発見した。幅約20メートル、高さ30〜35メートルにわたって道路脇ののり面が崩れていた。
現場付近は規制雨量(降り始め...
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