
新潟県上越市立小学校で低学年児童が9月9日にアレルギー反応を起こした事故で、学校が市教育委員会が定めているマニュアルとは異なる対応を重ねていた可能性があることが保護者の話で分かった。市教委が報道機関に説明した内容と異なる点が複数あり、保護者と学校、市教委の間で見解が食い違っている状況だ。事故を巡る現状をまとめた。
市教委の発表や保護者によると、事故は9日午後0時55分ごろ、卵アレルギーのある児童が給食後に手を洗うため席を離れ自席に戻ると、同級生が使った「かきたま汁」の食器が置いてあり、誤って左肘が触れた。児童は担任に左肘が触れたことを伝えて1人で洗いに行き、その後保健室に向かった。
市教委の...
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