新潟県内の公立学校で、食物アレルギーがある子どもが誤ってその食材を食べてしまう「誤食」事故や、実際には食べていないが事故につながりかねない「誤配」などの事例が2022年度、疑い事例も含めて131件あったことが県教育委員会の調査で分かった。食物アレルギーがある児童生徒数は9935人と全体の5・2%。アレルギーがある子どもが在籍する学校の割合は全体の95・6%に上り、ほぼ全ての教育現場で対応が必要になっている。

 2023年9月に上越市の小学校で給食を食べた児童が救急搬送された事故を受け、県教委が23年に全30市町村の教委と、県内全ての公立小中高校、幼稚園、特別支援学校などに食物アレルギーへの対応...

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