新潟地検は9月27日、自宅で妻を何度も踏みつけたとして、傷害の罪で起訴していた五泉市の無職の被告(67)について、傷害致死罪への訴因変更を新潟地裁に請求した。同罪は裁判員裁判の対象。地検は傷害と死亡との因果関係があると判断したとみられる。

 起訴状などによると、被告は7月7日ごろから15日までの間、自宅で妻=当時(66)=の右腹部や右胸部を足で何度も踏みつけ、右多発肋骨骨折と右外傷性気胸の傷害を負わせ、呼吸不全などによって死亡させたとしている。

 被告は7月16日に逮捕され、県警が傷害致死の疑いも視野に捜査。地検が8月5日に傷害罪で起訴していた。

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