新潟県の推計人口が10月にも、戦後初めて210万人を割り込む見通しとなったことが9月30日、分かった。6月以降1700人程度のペースで人口が減っており、9月1日現在の推計人口は210万554人だった。2021年からは毎年2万5千人程度の人口減少が続き流出が加速。24年も同程度の人口流出が予想される。県や市町村は減り幅を抑える対策を急いでいるが、効果が表れていないのが実情だ。

 新潟県の人口は大正時代には増加傾向にあり、1997年にはピークの249万1874人に達した。

 しかし、日本の人口が減る中、新潟県も減少局面に突入。08年に240万人を割り込み、7年後の15年に230万人、さらに5年後の2...

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