新潟東港に停泊した大王製紙の運搬船。北越コーポレーション向けの木材チップを荷降ろしした=10月9日、聖籠町
新潟東港に停泊した大王製紙の運搬船。北越コーポレーション向けの木材チップを荷降ろしした=10月9日、聖籠町

 北越コーポレーション(新潟県長岡市)と大王製紙(東京)は、業務提携の一環で木材チップを専用に運搬する船舶の相互利用を開始した。10月10日は大王製紙が運用する船舶が新潟東港(聖籠町)で、北越コーポ向けの木材チップの荷降ろし作業を行った。原材料購買面で連携し、安定調達やコスト低減につなげる。

 両社は2024年、戦略的業務提携基本契約を結び、物流や購買、生産技術などをテーマに協業を始めている。7月からは製品物流の効率化に向け、両社の生産拠点間を結ぶトラックでのラウンド輸送に取り組んでいる。物流面に続き、原材料購買をテーマに連携しようと、原料輸入の海上輸送で協業に着手した。

 船舶の相互利用の第1弾...

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