東京商工リサーチ新潟支店がまとめた2024年度上半期(4〜9月)の新潟県内企業倒産状況(負債額1千万円以上、任意整理含む)は、倒産件数が前年同期比26件増の71件、負債総額は13・7%減の92億1600万円だった。倒産件数が70件を超えたのは11年度の82件以来13年ぶりで、3年連続で前年同期を上回った。飲食や医療・福祉などの「サービス業他」と「建設業」が件数を押し上げた。

 東京商工リサーチは、比較的小規模の倒産が目立ったと説明。ウイルス禍の過剰債務に加え、「物価高や人手不足が企業収益を圧迫している。価格転嫁が進んでいない企業もある」と分析している。

 産業別では、「サービス業他」が最多の23...

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