鳥インフルエンザ対策で水を抜いた農業用のため池=10月30日、新発田市宮古木
鳥インフルエンザ対策で水を抜いた農業用のため池=10月30日、新発田市宮古木

 新潟県は10月30日までに、養鶏場での鳥インフルエンザ発生防止のため、大規模養鶏場の半径1キロ以内にある農業用ため池の水を抜く対策を実施した。新発田市と村上市の計4カ所のため池で行った。県内では10月、上越市の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザが発生しており、県は対策を徹底する。

 野鳥は鳥インフルエンザの感染が拡大するリスクの一つとされ、野鳥が飛来する可能性のある養鶏場周辺のため池などの水抜きが拡大防止に有効とされる。

 県は2023年からため池の水を抜く対策を行っている。県内には大規模養鶏場から半径1キロ以内のため池が10カ所あり、24年は管理者から合意を得られた4カ所で、9月下旬から順次水を...

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