
東京学館-関根学園 多彩なトスでチームを引っ張った東京学館の相田悠一郎=新潟市東総合スポーツセンター
[バレーボール高校選手権新潟県予選会・男子決勝]王者の力をまざまざと見せつけた。男子決勝をストレートで勝ち、連覇を果たした東京学館の主将、相田悠一郎は「レシーブの粘りや多彩なコンビネーションなど、学館の強さが出せた」と笑顔だった。
セッターとして、テンポを変えたトスでゲームを支配した。「うちのスパイカーは全国でもトップレベル」。コートを広く使った速攻や時間差攻撃、バックアタックなど豊富な攻撃を演出した。
守備も隙がなかった。ブロックポイントだけでなく、ブロックで相手スパイクの力を削り、レシーブで拾って攻撃につなげた。
県高校総体など県内の各大会を制し、他校は「打倒東京学館」を掲げて挑んできた。しかし、「自分たちは全国に挑むチャレンジャー」と慢心せず、厳しい練習を続けてきた。
前回の全日本高校選手権でも中心選手として出場し、16強で涙をのんだ。「去年を超えたい」。目標の全国制覇へ、このチームならやれると思っている。
(運動部・手嶋理)
◆厳しいブロック、攻撃のリズムつくれず・関根学園
男子決勝で敗れた関根学園の...
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