新潟日報文学賞に輝いた小説部門のワタナベマサコさん(中央)と詩部門の渡部藍子さん=11月8日、新潟市中央区
新潟日報文学賞に輝いた小説部門のワタナベマサコさん(中央)と詩部門の渡部藍子さん=11月8日、新潟市中央区

 第38回新潟日報文学賞の授賞式が11月8日、新潟市中央区の新潟日報メディアシップで行われた。小説部門は「ケサランパサランの夜」のワタナベマサコ(本名・渡邉晶子)さん(56)=村上市=、詩部門は「ばあちゃんの台所」の渡部藍子さん(47)=阿賀町=に、賞状や盾が贈られた。2人とも初受賞。

 馬場幸夫常務取締役は小説について「ストーリー展開が見事。ケサランパサランというキーワードも効果的に使われ、物語のアクセントになっていた」と評価した。詩については「台所というおばあちゃんの城が、いつの間にか自身の城になっているという締めもよかった」とたたえた。

 ワタナベさんは「うれしいの一言で、励みになった。続け...

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