水星や探査計画などを児童に説明する早川基JAXA名誉教授=十日町市上山の田沢小学校
水星や探査計画などを児童に説明する早川基JAXA名誉教授=十日町市上山の田沢小学校

 子どもたちに宇宙への関心を持ってもらおうと、宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所名誉教授の早川基(はじめ)さん(68)による特別授業が、新潟県十日町市上山の田沢小学校で行われた。水星の温度や日欧共同での水星探査計画「ベピコロンボ」などの話に、児童はメモを取りながら興味津々な様子で聞き入っていた。

 早川さんは「ベピコロンボ」の日本側の責任者を2020年3月まで務めていた。特別授業は、中里地域にある干溝縄文の森の管理運営をする団体「干溝縄文の森 友の会」が早川さんに依頼して実現。4〜6年生103人が参加し、11月11日にあった。

 最も太陽に近い惑星の水星は昼の表面温度が430度になる。...

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