
作業を見守る杜氏の石川達也さん(右)=11月、茨城県大洗町の「月の井酒造店」
日本の「伝統的酒造り」が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産2006年発効の無形文化遺産保護条約に基づいて国連教育科学文化機関(ユネスコ)が登録する無形の文化。伝統芸能や工芸技術、祭礼行事など多岐にわたる。183の締約国から選ばれた24カ国で構成する政府間委員会が毎年1回、評価機関の勧告を踏まえて登録の可否を決める。文化の多様性を示していることや、国内の保護措置が取られていることなどが登録の条件。新規の審査上限は年60件程度で、日本など件数の多い国は実質2年に1回の審査となっている。に登録された。杜氏(とうじ)や蔵人(くらびと)らが長い年月をかけ磨き上げた高度な技術。ただ高齢化などの影響で担い手は減少し、継承が課題だ。...
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