
「からし巻」作りに取り組む松野尾小学校の5年生たち=新潟市西蒲区松野尾
郷土料理を作って故郷への愛着を深めようと、新潟市西蒲区の松野尾小学校で「からし巻」作りが行われた。5年生13人が、ぴりりと辛いふるさとの味をかみしめた。
からし巻は水で戻した輪切りの干し大根に和がらしを塗って巻き、しょうゆだれに漬け込んだ、西蒲区(旧新潟県巻町)の郷土料理。主に家庭料理として伝わり、一時は作り手が減少したが、30年ほど前に地域の特産品発掘のプロジェクトにより販売が始まった。
松野尾小学校のからし巻作りは総合学習の一環で11月下旬に行われ、松野尾地区でからし巻の製造・販売を行う「岩﨑食品」が講師を務めた。
代表の岩﨑修さん(38)は「昔は田植えの後に農家さんの家でふるまわれる『...
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