
新潟県と石川県の漁業者や研究者らが海の未来について語り合ったシンポジウム=佐渡市両津夷
新潟県佐渡市と石川県輪島市の漁業者や研究員が集い、海の未来を考えるシンポジウムが、佐渡市両津夷のあいぽーと佐渡で開かれた。約100人の市民らが参加し、温暖化や震災、水害による海洋環境や海藻への影響について語り合った。
食文化や養殖技術を共有しようと、新潟大学佐渡自然共生科学センターや佐渡市などが12月7日に初めて開いた。
新潟県水産海洋研究所(新潟市西区)の濱岡秀樹主任研究員は佐渡のワカメ養殖について解説。「温暖化が進めば養殖は不安定になる可能性がある」とし、多品種栽培などで環境変動へ対応できる体制を整えることが重要だとした。
石川県で環境調査を行うわじま海藻ラボの研究員、石川竜子(りょうこ...
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