総合物流業のマルソー(新潟県三条市)は、運送業ヤマヒロ(静岡市)の全株式を取得し完全子会社化した。運転手不足で物流の停滞が懸念される「2024年問題トラック運転手の時間外労働の上限を、働き方改革関連法に基づいて24年4月から年間960時間に規制。1日の拘束時間なども制限し、常態化していた長時間労働を是正する。一方で、輸送能力の低下につながりかねず、荷物の配送遅れなど物流の混乱が懸念されている。」への対応強化を見据えたもので、拠点を増やし機動力の向上や事業拡大を図る。

 ヤマヒロは2017年設立で、社員42人。静岡市の本社の他、静岡県焼津(やいづ)市と長野県に営業所を持つ。トレーラーや冷蔵・冷凍車など車両約50台を所有し、食品や雑貨を中心に産業廃棄物の輸送などを行う。買収は12月9日付で、金額は非公表。

 マルソーは...

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