
県内上場企業(銀行除く26社)の2025年8、9月中間決算が出そろった。原材料や仕入価格の上昇分を販売価格に転嫁する動きが進んだことや需要増を背景に、8割超の21社が前年同期に比べて増収となった。最終増益は15社。増収ながらコスト高を吸収しきれずに減益となった企業もあった。食品・小売りではコメで明暗が分かれたケースも見られた。
増収21社、最終増益15社は、いずれも前年同期(24年8、9月中間期)決算と同数。ただ、今期の各社の売上高を合算すると1兆3633億円で前年同期に比べ4・9%増えている。
食品・小売りは、米価高騰、政府の「増産」方針や備蓄米放出などコメ関連も業績に影響した。...
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