
札幌と引き分け、うつむく昌子(中央)ら町田イレブン=9月、Gスタ
スポーツ界全体で交流サイト(SNS)による中傷を受けたアスリートが法的措置で対抗する例が目立つ。2024年、サッカーJ1の町田は初昇格で3位と躍進。一方でSNS上には所属選手やスタッフへの誹謗(ひぼう)中傷が相次ぎ、告訴に踏み切る事態に発展した。インターネットの問題に詳しい国際大の山口真一准教授(社会情報学)は「(中傷が)ゼロになることは絶対にないが、抑止力にはなる」と、粘り強い対応の必要性を説く。
町田のある選手には包丁と血の...
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