県フードバンク連絡協議会の小林淳事務局長(右)にコメを手渡す前澤化成工業の大庭広紀室長=三条市
県フードバンク連絡協議会の小林淳事務局長(右)にコメを手渡す前澤化成工業の大庭広紀室長=三条市

 水道関連製品や環境機器を製造、販売する前澤化成工業(東京)は、新潟県フードバンク連絡協議会へコメ1・3トンを贈った。物価上昇で困窮が深まる家庭が多い中、子どもの進学・進級などで出費が増える春を前に生活を支えようと寄贈した。

 連絡協議会は食品提供を通じて、生活が苦しいひとり親家庭などを支援。2020年に始めた直接支援では24年新規登録が2000世帯を上回り、登録世帯は1万世帯を超えている。

 前澤化成工業は創業者の出身地である新潟県の家庭を支援したいと23年、新潟日報社へ相談。連絡協議会を紹介され、以降、支援を続けている。

 今回は越後ファーム(新潟県阿賀町)のコシヒカリを24年12月19日に寄贈...

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