新潟水俣病の歴史や被害実態などを紹介したパネルが並ぶ秋葉区文化会館での巡回展=1月9日、新潟市秋葉区新栄町
新潟水俣病の歴史や被害実態などを紹介したパネルが並ぶ秋葉区文化会館での巡回展=1月9日、新潟市秋葉区新栄町

 新潟水俣病が阿賀野川流域にもたらした被害や影響などを紹介するパネル巡回展「阿賀野川流域地域 水と大地のSDGsをさぐる 公害編」が、新潟市などで始まった。3月30日まで計11会場を巡る取り組みで、主催する新潟県は「展示を見て、公害が再び起きないために何が必要かを考えてもらえれば」としている。

 新潟水俣病が発生した阿賀野川流域地域の再生・融和を推進する「阿賀野川え〜とこだプロジェクト」の一環。新潟県が主催し、流域の新潟、五泉、阿賀野の3市と阿賀町が共催した。

 新潟市秋葉区の秋葉区文化会館では1月7日に始まった。新潟水俣病発生の経緯や被害実態、補償や認定を巡る裁判の歴史などを、約20枚のパネルで...

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