新ロゴマークの最終審査でLINEによる投票が行われている5点
新ロゴマークの最終審査でLINEによる投票が行われている5点

 世界文化遺産1975年に発効した世界遺産条約に基づき、歴史的建造物や遺跡を対象にユネスコが人類共通の財産として登録する。国内では姫路城などが登録されている。世界遺産にはほかに、貴重な生態系などの自然遺産と、文化と自然の要素を併せ持つ複合遺産がある。登録の可否は世界遺産委員会が決める。佐渡島(さど)の金山「相川鶴子金銀山」と「西三川砂金山」の二つの鉱山遺跡で構成。17世紀には世界最大級の金の産出量を誇った。金の採取から精錬までを手工業で行っていた時代の遺構が残っているのは、世界的に例が少ないとされる。」の今後の活動のシンボルとなる新たなロゴマークについて、新潟県佐渡市公式LINE(ライン)上での投票による最終審査が1月17日まで行われている。コンセプトもさまざまな五つの候補があり、得票数が最も多い1点が採用される予定。最終審査の結果は2月中に発表する。

 市は2024年11月から12月にかけて世界遺産の価値を未来に継承し、国内外にアピールするための新たなロゴマークを募集した。全国から107点が寄せられ、「佐渡を世界遺産にする会」など世界遺産関連の市民団体メンバーによる1次審査の結果、5点が最終審査に残った。

 5点には佐渡金山のシンボル「道遊の割戸」などが描かれた。金山で...

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