所狭しと並ぶバイクやクラシックカー。松井義敬さんが手をかけるバイクや一部の車は、エンジンを起動して音と振動を体感できる=三条市上須頃
所狭しと並ぶバイクやクラシックカー。松井義敬さんが手をかけるバイクや一部の車は、エンジンを起動して音と振動を体感できる=三条市上須頃

 新潟県の県央の企業は製造業を中心にショールームやショップ、カフェなど社屋にさまざまな機能がプラスされている。外観から異彩を放つ企業も多い。一般にも開放する健康重視の社員食堂、自前のミュージアム、検査棟などバラエティーに富む。本業に付随したりしなかったり。各社こだわりの「プラス1」を紹介する。

 三条大橋近く、一見すると工場の内側に、昭和レトロな世界が広がっている。

 KYOWAクラシックカー&ライフステーション(三条市上須頃)は、かつて金型工場だった建物を丸ごとミュージアムに活用。ものづくりのまちで、社員教育のために集めた車や生活道具を一般公開している。

ミュージアムは外観も工場そのままに、ものづくりの魅力を伝承する=三条市上須頃

 展示場は中2階など5層構造で、延べ床面積...

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