スキーの全国中学校大会(全中)の予選を兼ねた新潟県中学校大会は最終日の1月17日、十日町市の松之山温泉スキー場でアルペンの回転を、妙高市の赤倉観光リゾートクロスカントリーコースで距離のリレーを行った。
アルペンの回転では、男子は村松駿太郎(妙高高原)が2連覇となり、2年連続で大回転との2冠を達成。女子は内田妃葵(魚沼ジュニアアルペン)が念願の優勝を果たした。
距離のリレーは、男子では十日町吉田が2連覇。女子は十日町南が制した。
全中は2月4〜7日に長野県野沢温泉村で行われる。
◆男子回転・村松駿太郎 ハードな練習で自信「自分に勝てた」
「自分に勝てました」。男子回転で2連覇し、大回転との2年連続2冠を果たした3年の村松駿太郎(妙高高原)はゴール後、晴れやかに語った。
昨年も結果は出しているが、実は自他共に認める「緊張しい」。最後の県中を目指す中で、「まずそんな自分のメンタルに勝ちたい」と考えた。緊張するのは自分に自信がないから。自信をつけることを目標にした。
堂々とスタートに立つため、ハードな練習にも以前より集中して打ち込んだ。「ここまでやったぞって思えるようになった」。県大会の大回転、回転とも胸を張って臨むことができた。

回転では、急斜面の凹凸に外足が浮いても、鍛えた体幹でしのいだ。そのまま緩斜面でもスピードを落とさずにゴール。前日の大回転と合わせて4回連続でラップを奪った。
タイムを見た直後、両手を突き上げて喜びを爆発させた。2冠の王者として挑む全中の目標は「自分に勝って優勝したい」。ライバルは自分自身だ。
(運動部・山田悠)
◆女子回転・内田妃葵 イメトレ奏功、大回転の雪辱果たす
女子回転は2年の内田...
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