
弥彦競輪場で4日間開催され、計85億円超の売り上げとなった寬仁親王牌=2024年10月
新潟県弥彦村の弥彦競輪場は2024年度の開催レースを終え、売り上げが前年度比3・9%増の279億9277万円と、過去4番目に多い額となった。好調の要因はインターネットを通じた車券購入の広がりで、電話と合わせた売り上げは初めて全体の8割に達した。
1950年開設の弥彦競輪場の売り上げは、ピークの92年度に374億となった後に低迷が目立ち始め、2016年度には108億円まで落ち込んだ。だが国内ビッグレースのG1「寬仁親王牌」を開催した21年度には230億円まで回復し、23年度に269億円、24年度には279億円まで増加した。
24年度は4〜11月の計61日間レースを開催。2年連続で開催した寬仁親...
残り495文字(全文:795文字)