築150年以上の古民家を改装したベーカリーレストラン「ウィロウハウス」=長岡市宮内1
築150年以上の古民家を改装したベーカリーレストラン「ウィロウハウス」=長岡市宮内1

 発酵、醸造食品の製造会社や歴史的建造物が集まる新潟県長岡市の摂田屋・宮内地区で、空き家を改装した新規出店が相次いでいる。古民家がおしゃれなレストランに生まれ変わり、JR宮内駅前には昭和レトロな雰囲気の焼き芋店がオープンした。いずれも摂田屋地区で造られる調味料を料理に取り入れ、醸造、発酵の文化をアピールしている。

 宮内1には2024年12月、ベーカリーレストラン「ウィロウハウス」が開店した。飲食店経営のSUZUグループ(長岡市)が、築150年以上の住宅を改装し、パンの販売と、パンに合う料理を提供する。

 国産小麦と米粉をブレンドし、甘酒を練り込んだ食パン「柳ブレッド」と、自家製酵母のカンパーニュ...

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