2025年度新潟県当初予算案の査定を行う花角英世知事(左奥)と県幹部=1月28日、新潟県庁
2025年度新潟県当初予算案の査定を行う花角英世知事(左奥)と県幹部=1月28日、新潟県庁

 2025年度新潟県当初予算案の編成作業が大詰めを迎える中、花角英世知事は1月28日、県幹部と最終調整(知事査定)を始めた。物価高への支援、少子化に伴う人口減少対策や持続可能な地域社会の構築、脱炭素社会の実現などが施策の柱になる見通し。2月6日ごろまで協議し、2月中旬に予算案を発表する。

 知事査定は冒頭以外、非公開で行われた。この日は2人の副知事に加え、知事政策局や総務部の幹部、財政担当者らが知事室に集まり、予算案の骨格や収支見通しなどについて意見を交わした。

 今後、花角知事の意向を踏まえた個別事業について内容を精査し、予算額を固めていく。

 財政難の県は24年度以降、財政運営の指針となる「行財...

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