
トキの生息環境を守ろうと寄付した八幡小の児童ら=佐渡市千種
トキのすむ環境に配慮したコメ作りに取り組んだ新潟県佐渡市八幡の八幡小学校の児童が1月28日、コメの売上金の一部3万7646円を市トキ環境整備基金に寄付した。市はトキの餌場環境の整備などに活用する。
八幡小学校では、毎年5年生が地域住民から田を借りて農薬や化学肥料を減らすなどした市の認証米作りに取り組んでいる。今年は12人の児童が田植えから収穫までを体験。水田の生き物を調査し、野生下のトキの生息環境を保つ大切さも学んだ。文化祭では収穫したコシヒカリ約90キロを販売し、その一部を寄付した。
市役所で行われた贈呈式では、児童らが「トキの環境を守るために使ってほしい」と寄付金を渡辺竜五市長に手渡した...
残り142文字(全文:442文字)