新潟県内の国公立大学のうち、新潟大などの6校が2月5日、2次試験の出願最終日となる同日の午後5時現在の志願状況を発表した。新潟大の全体倍率は3・4倍と前年より0・3ポイント高かった。上越教育大は9・0倍と4・9倍だった前年同期を大きく上回り、長岡技術科学大は1・4倍、県立看護大は4・7倍となった。

 新潟大は前・後期合わせて1626人の募集に対し、5577人が志願。前期は2・4倍(前年同期2・3倍)、後期は8・4倍(同6・3倍)だった。

 上越教育大は前年より453人多い991人が志願。前期は4・1倍(前年同期2・1倍)、後期は20・4倍(同11・5倍)だった。同大は「過去10年間では最多の志願者数で驚いている。増加要因については分析中」としている。

 前期のみ募集の長岡技術科学大は前年同期比で24人減の71人が志願し、1・4倍(前年同期1・9倍)。県立看護大は前年より27人増え、前期は2・2倍(同2・3倍)、後期は16・4倍(同12・9倍)となった。

 三条市立大は前期は2・3倍(前年同期2・9倍)、中期は27・6倍(同18・0倍)と中期の倍率が大きく伸びた。長岡造形大は3学科合計の志願者が前年同期より126人減り、前期は3・2倍(同3・8倍)、中期は10・2倍(同12・5倍)となった。

 文部科学省によると、国公立大2次試験出願最終日の5日の午前10時現在の志願者数は、前年より3032人減の38万6930人で、募集人員に対する倍率は同じ3・9倍となった。

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