
内海府中の離島留学生として初めて卒業した樋宮花音さん(中央)=3月3日、佐渡市鷲崎
「離島留学」で新潟県佐渡市に移住した3年生の卒業式が3月3日、佐渡市鷲崎の内海府中学校で初めて開かれた。中学2年の冬に五泉市から来た樋宮花音(ひのみや・かのん)さん(15)は、全校生徒7人の環境で自主性を磨き、鬼太鼓に熱中して地域とのつながりを深めた。答辞を読み、「第二の故郷」へ感謝の言葉を繰り返した。
2025年の卒業生は樋宮さんただ一人。内海府小の児童も見守る中、笑顔で入場し、卒業証書を受け取った。答辞では「学年関係なく、助け合い、高め合うことができるのが内海府小中学校の良いところ。思いやる気持ちを忘れずに学校を盛り上げてほしい」と述べた。
4人姉妹の長女で、妹2人が2年前に内海府小で離...
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