新潟県内の児童相談所が2023年度に児童虐待の相談を受けて対応した件数は、前年度から622件増えて4265件となり、3年連続で過去最多を更新したことが3月6日、分かった。児童の一時保護の件数も1012件で過去最多だった。

 6日の県議会常任委員会で県が明らかにした。件数はこども家庭庁が集計しており、県の数字は速報値。

 県によると、4265件の内訳は、心理的虐待が2412件(56・6%)と最も多く、身体的虐待960件(22・5%)、ネグレクト(育児放棄)863件(20・2%)、性的虐待30件(0・7%)だった。

 児童虐待の相談件数や一時保護件数は増加傾向にある=グラフ参照=。23年度の相談経路別...

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