
大の里(右)が切り返しで若隆景を下す=エディオンアリーナ大阪
大相撲春場所初日(3月9日・エディオンアリーナ大阪)新横綱豊昇龍は小結阿炎に一方的に突き出され、波乱のスタートとなった。新横綱が初日に敗れるのは1995年初場所の貴乃花以来。大関陣は大の里(新潟・海洋高校出身)が若隆景を切り返しで下したが、初めてかど番で臨む琴桜は若元春に寄り切られた。
関脇の2人はともに黒星。新三役の王鵬は千代翔馬の上手投げに屈し、大栄翔は豪ノ山に突き落とされた。元大関の小結霧島は翔猿をはたき込んだ。
◆鋭い出足で快勝、大の里「初日の入りが大事」
大関3場所目の大の里は鋭い出足が光った。過去1勝2敗と嫌な若隆景のおっつけを封じ、休まず攻めて快勝。「落ち着いて相撲を取ることができた」と納得し、切り返しでの勝利に「足が出て...
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