
土・日・祝日の乗車が50円
とってもお得なこどもりゅーとカード
幼稚園や保育園の送迎、出勤時や買い物でも車を利用する機会が多い新潟県。思い切って週末はバスでお出かけしてみるのも気分転換になります。
新潟交通が発行する「りゅーと」は、路線バスや県内高速バスで利用できるICカード乗車券。子ども向けには小学生を対象とした「こどもりゅーとカード」があります。

こどもりゅーとカードの特典について教えてくれた、新潟交通 乗合バス部 企画調整課の山田快多さん
「こどもりゅーとカードを持っていると自動的に子ども運賃を精算するだけでなく、毎月のポイントサービスや乗継割引も適用されます。バスセンター案内所や新潟市内に六つある営業所の窓口で手軽に発行できるので、ぜひたくさんの方にご利用いただきたいです」と教えてくれたのは、新潟交通 乗合バス部 企画調整課の山田快多(かいた)さん。
こどもりゅーとカードには「こどもりゅーと50円バス」という、さらにうれしい特権が。カードを持っていると、土・日・祝日や夏休み期間に、新潟市内路線を一乗車につき50円で利用することができます。高速バス・イベント臨時バス・深夜バス・新潟市観光循環バス・区バス・住民バスは対象外となりますが、新潟市内八つの区を行き来できる便利でお得なサービスです。
「こども運転席」に乗車すれば
気分はバス運転手
また、新潟市内にはXで話題になっている全国的にも珍しいバスが運行しています。それが、「こども運転席」を搭載したラッピングバスです。

「こども運転席」のあるバスは1台のみ。もちろん大人の利用もOK!
山田さんいわく、こども運転席は「子ども優先の特等席」とのこと。目の前のモニターにドライブレコーダーの映像が映し出され、運転士と同じ目線でハンドルを握ることができます。スピードメーターや停車ボタン、アクセル&ブレーキペダルも本物そっくりのシールで再現され、細部までこだわりが詰まっています。
「こども運転席は、運転席後ろの席がとても人気だったことから、『子どもたち専用の特別な席を作れないだろうか』という現場の運転士の要望から生まれたものです。こども運転席のあるバスが主に運行している地域は、市内中心部から西区エリア。新潟西部営業所で見つけられる確率が高いですよ。土・日・祝日なら決まったダイヤで運行しているので運行時間を狙って乗車することもできます。出会えたらラッキーです!」と山田さん。
子どもの笑顔を生む企画をたくさん手がけてきた背景には、「バスの運転士不足を解消したい」という強い思いもありました。
「家族のお出かけをバスで楽しんでいただきたいという気持ちだけでなく、子どもたちが運転士に憧れるきっかけになればという願いもあります。時代とともにバスに乗る機会が減ってしまっている現状もありますが、バスに乗車した経験が少しでも心に残るように、これからも子どもたちが笑顔になる企画を作っていきたいです」
バスセンターがある万代シテイには、「ラブラ万代」「新潟伊勢丹」「BILLBOARD PLACE」「BP2」などのファッションビルがある他、バスセンター2階の公園「なないろガーデン」や飲食店も種類豊富にあり、一日中遊べる工夫が凝らされています。こどもりゅーとカードを使ったお出かけスポットの参考にもなる、日帰りバスコース紹介サイト「ぶらばす」を見ながら、週末のお出かけ計画を立ててみてはいかがでしょう。
新潟交通 バスセンター案内所
住所:新潟市中央区万代1-6-1
電話:025-246-6333
営業時間:平日7:30~18:30、土曜・休日8:00~18:30
https://www.niigata-kotsu.co.jp/~noriai/route-bus/ryuto/