犠牲者と向き合い、命の大切さ考える　新潟県新発田市でメッセージ展

　事故や事件によって亡くなった人の無念を伝える「生命のメッセージ展ｉｎ新発田」が、新潟県新発田市役所の札の辻ラウンジで開かれている。一人一人の写真や亡くなった経緯を紹介し、「加害者も被害者も生まない社会の実現を目指したい」との遺族の願いを伝えている。

　メッセージ展は交通事故遺族らによるＮＰＯ法人「いのちのミュージアム」が始め、新発田市では市内の葬儀業「花安（はなやす）」が２０２４年に続いて主催し２回目。

　会場では、無免許運転による交通事故や集団暴行被害など、理不尽な理由で命を奪われた全国の３０人を紹介。それぞれが亡くなった当時の背の高さに合わせて作られたパネルには、故人の靴や残された家族の思い...