スキー客でにぎわう妙高市の赤倉観光リゾートスキー場。平日は国内客が珍しいほど訪日客の姿が目立つ=1月
スキー客でにぎわう妙高市の赤倉観光リゾートスキー場。平日は国内客が珍しいほど訪日客の姿が目立つ=1月

 新井、妙高高原、妙高の旧3市町村が合併し、妙高市が発足して1日で20年を迎えた。新市は地域のシンボルでもある名峰妙高山の名を冠し、自然豊かなイメージを生かしたまちづくりに取り組んできた。合併時4万人近くいた人口は3万人を割り込み人口急減に直面。その一方で、観光で地域活性化を図り、外資系投資ファンドによる大型リゾート開発も進む。県境の地方都市の来し方行く末を取材した。(3回続きの2)

 妙高市のスキー場はスキーやスノーボードを楽しむ多くの訪日客でにぎわう。

 妙高ツーリズムマネジメントによると、市内の訪日客の入り込みは2015年の約3万7千人から、19年は約7万3千人に増加。新型コロナウイルス禍で...

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