県は3日、2025年度に県内の病院で新たに受け入れる臨床研修医が、過去2番目に多い154人となったと発表した。過去最多だった24年度の161人から7人減ったが、20年度の96人から増加傾向にあり、高い水準を維持した。県外大出身者が増えており、県は病院による研修プログラムの充実や県独自の支援策が奏功したとみている。

 県内で臨床研修をした医師は修了後も県内の病院で働くケースが多いため、医師不足に対応する県は臨床研修医の確保を重視。病院と連携し、県内外の人材を対象とした支援策に力を入れている。

 県によると、県内の各病院ではスポーツ医学、緩和ケアといった特定の分野を重点的に学べる独自のプログラムを作...

残り392文字(全文:692文字)